愛し君へ

　領主の娘、ニースは良き妻、良き娘であれと育てられた内向的なおとなしい少女。婚約者と、信じていたメイドに裏切られたニースは家を飛び出してしまう。そこで傭兵の青年ジャックと出会うことで少女は今までの自分との決別を決意する。裏切られた少女と、心に傷を持つ青年の愛の物語。

　　　　　
　　　　　プロローグ　　「陛下は、俺の言葉を、信じては、くださらなかったのか」

　　　　　１．お嬢さまの反乱　  「わたくし、家には帰りません」

　　　　　２．不安な夜　　「もう一度聞くが、本当にすぐ帰る気はないんだな？」

　　　　　３．穏やかな時間　「わたくしはニースです。あんたじゃありません」

　　　　　４．ジャックの問い　　「そろそろ、今後のことを考えた方がいいんじゃないか？」

　　　　　５．心近づけて　　「わたくしは、彼を好きではなかった」

　　　　　６．相棒　　「頼りにしてる、相棒」

　　　　　７．ニースの答え　　「わたくしを支えてくれませんか？」

　　　　　８．いとしい君へ　 　「お嬢さんを、愛しています」

　　　　　９．エピローグ　　「がんばりましょうね、お互いに」

　続編へ